NHK東京では、毎日6人の放送局アナウンサー(局アナ)が、民放では、毎日1人の局アナが男女関係なくそれぞれ交替で局に泊まり込み、夜間における緊急事態発生(特に地震など)にいち早く対応できるようにしている。
また放送局は、ほとんどが24時間放送を実施しているため、宿直はアナウンサーのみならず制作や技術、さらに報道部門のスタッフも深夜の番組送出や放送機器の保守点検、さらには緊急事態発生に備えるため、毎日数人が交替で局に泊まり込んでいる。さらに万一停電に陥っても放送が出し続けられるよう、ほとんどの局が自家発電装置や非常用バッテリー・送信機(送信所と本社演奏所との回線断絶対策)を備えている。とりわけ、ラジオは地震など災害の発生時における情報源として、最も重要な役割を果たすので、万一停電に陥っても確実に放送ができるようにしなければならない。
なお、ローカル局の場合は、人数が少ないことから宿直勤務制度を実施せず、代わりに早番・遅番交替制で対応している局が多い。
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局アナが行う宿直の仕事は通常「夜間から翌朝にかけて放送されるラジオやテレビの定時ニュースを伝えること」である。宿直制度を実施している局にはたいてい仮眠室があり、局アナの場合は「夜間の最終定時ニュース終了から翌朝一番の定時ニュース開始まで」の数時間、仮眠をとることができる(実際はこの時間を利用して雑用を片づける人も多い)。
ただし、この間に大きな事件・事故、さらに地震などの災害がひとたび発生すれば、宿直のスタッフは徹夜で慌ただしく対応することになる。さらに、それらの規模によっては日勤のスタッフにも非常招集がかかる場合が多い。